【コラム記事】アスベスト(石綿)とは?

アスベスト

最近のニュースで、珪藻土製のバスマットやコースターにアスベスト(石綿)の混入が判明し、大手ホームセンターなどで製品回収や取扱いが中止になっていると報道されています。

そこで今回は、珪藻土、アスベストの解説と、健康にいい素材と言われてきた珪藻土製品でなぜこんなことが起こっているのか調べてみましたのでご紹介したいと思います。

珪藻土について

珪藻土とは、植物プランクトンの珪藻が堆積してできた岩石で二酸化ケイ素を主成分とする多孔質の物質です。

この多孔質(小さな孔が無数にある)の部分が、水分の吸収性が良いことや、有害ガスなどを吸着するため環境に良い素材として各種資材に使われています。

アスベスト(石綿)について

アスベスト(石綿)とは、繊維状の天然鉱石でクリソタイル、アモサイト、クロシドライトなどの種類があり、断熱性、耐摩耗性に優れるため各種建築資材、断熱材、ブレーキパッドなど広く使用されてきました。

しかし強い発がん性が認められ、労働安全衛生法や大気汚染防止法で規制されるようになりました。

現在ではアスベストを0.1重量%超の製品の全面禁止など厳しく規制されています。

同じ天然の鉱物とはいえ、珪藻土とアスベストは産出する場所も異なり本来混入するはずのないものがなぜ混入したのでしょうか。

詳しいことは調査中のようですが、考えられるのはアスベストに関する規制の変遷です。

アスベストに関する規制について

主なものだけを拾うと

  • 1975年にアスベスト5%以上の資材に表示義務
  • 1995年にアスベスト1%以上を特定化学物質に指定
  • 2006年にアスベスト0.1%超の製品の全面禁止

※特定化学物質についてはこちらのブログを参考にしてください

このように資材の製造時期によって規制が変わったり、規制対象の種類が3種類から6種類に増えたり、検査法もたびたび変化しています。

また国によっても規制内容が異なるようです。

そのため古い資材を再利用したり、規制の緩い国から輸入したりすると「アスベスト不使用」と思っていても最新の定義では「アスベスト含有」となることがあるようです。

アスベストは粉じんとなって吸入されることにより被害が発生するので、アスベスト含有材を切断したり摩耗させることは危険です。

最後に

いかがだったでしょうか?

今回のブログでは、珪藻土、アスベストの解説、珪藻土製品でなぜこんなことが起こっているのかご紹介しました。

当社では、アスベストが含まれているかどうかの含有試験や、空気中にどの程度浮遊しているかの濃度検査も行っています。

ご相談などありましたら、お気軽にお問い合わせください。