【コラム記事】環境関連の資格にはどんな種類があるのか?

環境資格

環境関連の資格は多くの種類があります。

特に「公害防止管理者」「危険物取扱主任者」など有名なものは耳にされたことがあるのではないでしょうか。

実は、この2つ以外にも私たちが分析、測定業務を行う上で、必要不可欠な資格や官公庁の評価を高める資格、技術者のスキルを証明する資格など多くのものがあります。

その中には、業務経験がないと受験できないものもありますが、誰でも受けることができる資格があります。

そこで今回は、「公害防止管理者」「危険物取扱主任者」「環境計量士」「作業環境測定士」「臭気判定士」の5つの資格について紹介したいと思います!

「公害防止管理者」について

「公害防止管理者」は特定事業場のうち一定の業種・規模の工場において選任が義務付けられる資格で1971年に誕生しました。

環境関係の資格の中でも、特に歴史があり有資格者も数十万人規模になっていると思われます。

大気、水質、騒音振動など各分野があり、大気と水質は排出規模と有害物の有無により1~4種に分かれています。

内容は関係法令、概論、測定技術、汚染防止技術などになります。

受験資格も必要ないので学生の方でも挑戦されています。

例年、10月の第1日曜日に実施されています。

「危険物取扱主任者」について

「危険物取扱主任者」は、一定数量以上の危険物を貯蔵し、または取り扱う化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリーなどの施設で、危険物を取り扱うために必ず置かれなければならない資格です。

また、この資格には「甲種危険物取扱者」「乙種危険物取扱者」「丙種危険物取扱者」の3種があります。

「甲種危険物取扱者」は全類の危険物、「乙種危険物取扱者」は指定の類の危険物について、取り扱いと定期点検、保安の監督をすることができます。

また、「甲種危険物取扱者」「乙種危険物取扱者」の資格有者が立ち会えば危険物取扱者免状を有していない一般の者も、取り扱うことができます。

ガソリンスタンドでは必ず乙種4類以上の資格者が必要になります。

甲種以外は誰でも受験できますし、各県ごとにほぼ1、2ヶ月に1回受験できるのも便利です。

「環境計量士」について

「環境計量士」は私たちのような環境計量証明事業所においては、各事業所ごとに必ず1名以上置いて計量管理(精度管理、機器管理、データチェック、分析手順書の策定など)を行わせなければならない資格です。

試験内容は法令と計量管理そして濃度分野では化学と分析に関する知識、騒音・振動分野では物理と騒音・振動に関する知識を問うもので、合格率は十数パーセント程度の難関です。

例年、12月に実施されています。

「作業環境測定士」について

「作業環境測定士」は所属する事業場の作業環境測定を行うか、作業環境測定機関に所属して作業環境測定を行う資格で「業務独占資格」に近い資格と言えます。

「作業環境測定士」は第1種、第2種の2つに分かれています。

作業環境測定を測定機関に依頼される事業所は、必ず現場に「作業環境測定士」が採取に来ているか確認されると良いでしょう。

試験内容は関係法令と労働衛生一般、デザイン・サンプリングになります。

例年、8月と2月に実施されています。

「臭気判定士」について

「臭気判定士」は臭気指数を測定することができる「業務独占資格」になります。

臭気指数の測定では、実際に臭いを嗅ぐのはパネラーと呼ばれる一般の人ですが、この「臭気判定士」が試料の作成や結果のまとめなどを行う必要があります。

試験内容は統計、臭気に関する法令や専門知識になります。

また実際に臭いを当てる「嗅覚試験」に合格することも必要になります。

その他の資格を含めて、表にまとめましたので参考にしてください。

資格一覧表

資格表

※コロナ感染防止のため、変更や延期になっている資格もありますので詳しくは各実施機関にご確認ください

最後に

いかがだったでしょうか?

今回のブログでは、「公害防止管理者」「危険物取扱主任者」「環境計量士」「作業環境測定士」「臭気判定士」の5つの資格についてご紹介しました!

分析会社への就職を考えている学生さん、企業の環境関連部署にお勤めの方々、この機会にぜひ興味のあった資格にチャレンジしてみてください!