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騒音・振動
2021.11.05(金)

【江南市の工場系事業者】騒音・振動の種類にあった対策を実施する方法

騒音振動事例

騒音・振動に関する問題は地方公共団体に寄せられる苦情件数の中で大気汚染とともに大きな割合を占めています。

その中には、道路騒音とともに、工場・事業所からの騒音なども含まれています。

現在、工場・事業所における騒音・振動の苦情は発生源や建物内で騒音対策を行うことなどにより減少傾向になっていますが、無くなっている訳ではありません。

  • 工場内の機械の周辺を覆った状態でも騒音の排出基準を超えてしまった
  • 建物の壁を改築するなど対策したものの、工場の敷地境界付近の環境基準を超えていた

などのご相談を当社にもいただいています。

そこで今回は、騒音・振動の対策に関する考え方、その実施方法についてご紹介したいと思います!

対策の考え方について

下記のフローは、環境対策検討における基本フローになります。

基本フロー

騒音の流れ

まず、測定担当者と対策担当者が実際に現場の状況を把握し、現場のどこに問題があるのか要因の分析を行い、その結果から各事業所に合った対策方法をご提案させていただきます。

次に相談をいただいた場合、どのような検討を行うのかご説明します。

対策検討事例紹介

相談例:複数の音の発生源がある事業場で環境基準をクリアするための対策を検討したい

現地調査

まず現状を把握するために主要な騒音の発生源の現状把握を実施します。

また、工場内の施設の配置など基礎条件として把握していきます。

要因分析

次に、一般的な敷地境界における調査地点の他に、工場内における騒音発生源から敷地境界までの断面を設定し、調査地点を設け、工場建屋の壁による減衰や工場内の敷地境界までの距離減衰などの実態把握を行います。

また、敷地境界付近に建てられた壁などの減衰効果を測定し、環境基準との比較を行う、対策の効果規模設定(環境基準値クリアのための減衰目標値等の設定)をしていきます。

対策検討

調査・分析結果から、工場騒音に関する基本的な騒音対策として

  • 発生源対策(機械を覆う、落下音を緩和するために緩衝材を使用する)
  • 伝搬経路対策(工場施設内の壁による吸音、電動シャッター使用により開口部を減らす)
  • 敷地境界における遮音対策(遮音壁の設置)

などを検討し、適切な騒音対策案のご提案をしていきます。

※騒音対策の詳しいやり方についてはこちらのブログを参考にしてください

最後に

今回のブログでは、騒音・振動の対策に関する考え方、その実施方法についてご紹介しました。

環境対策について抱えている問題は事業者ごとでそれぞれ違うかと思います。

当社では、各事業所にあった対策をご提案をしておりますので、対策の相談先をお探しのお客様はお気軽にお問い合せください!

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