NEW新着情報
分析チャンネル
2023.08.22
【石綿調査】アスベストとは何か?アスベストによって起きる病気ついて
記事を読む
2021.07.20(火)

六価クロムの水質環境基準が改正されました!

六価クロムの水質環境基準

令和3年8月から、六価クロムの環境基準が強化されることになりました。

※参考:e-GOV「環境省水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準の見直しについて(第6次報告案)に関する意見募集(パブリックコメント)の結果について

そこで今回は、基準改正の内容と仕組みについてご紹介します。

改正の内容

環境基本法第16条第1項の規定により公共用水域(河川、湖等や地下水)の基準が定められていますが、このうち六価クロムについて0.05mg/Lから0.02mg/Lに強化し併せて測定法等を変更するものです。

※六価クロムについてはこちらのブログを参考にしてください

六価クロムといえば昨年の当社ブログで「水道水、飲料水」基準が強化されたとお知らせしたことを覚えておられるでしょうか?

また今年度に入ってカドミウム、トリクロロエチレンの土壌環境基準が変更されたというお知らせもしたところですね。

まとめるとこのようになります。

水道水質基準(単位mg/L)

水道水基準

水質環境基準(単位mg/L)

水質環境基準

土壌環境基準(単位mg/L)

土壌環境基準
このようにまず飲料水の基準が変わり、その後環境基準が変わり、さらに排水基準、土壌環境基準等が改正されるようです。

もとになるのは内閣府食品安全委員会、ここの審議をチェックしていると今後の有害物質の規制の動向もわかります。

組織図今回の改正により私たち分析会社は六価クロムを0.01mg/L以下まで測定できるよう機器等の整備が求められます。

また排出事業者の方にとっては今後予想される排水基準の強化に対応する必要が生じます。

最後に

今回のブログでは、六価クロムの環境基準の改正についてご紹介しました。

当社ではすでに新しい基準に対応した測定も可能です。

ご相談などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

尾北環境分析 OFFICIAL SNS