【作業環境測定】精度管理について

作環 精度管理

作業環境測定は、労働者の健康に直結する重要な測定です。

※作業環境測定については、こちらのブログを参考にしてください

そのため、作業場の実態に即した正しい採取計画と採取作業、そして採取した有害物質の正確な濃度測定が行われる必要があります。

では、正しく正確な測定のために、どのような管理が行われているのでしょうか?

今回は、作業環境測定の精度管理についてご紹介したいと思います。

作業環境測定の精度管理について

まず、作業環境測定の精度管理として、作業環境測定機関の登録の際の審査・指導、定期の立入指導など監督官庁によるものがあげられます。

各地方労働局は測定機関が必要な機器を有しているか、必要な資格者が測定を行っているかなどを審査・指導しています。

※登録の基準については、中央労働災害防止協会安全衛生情報センターの「作業環境測定期間の登録等について」を参考にしてください

また、それ以外に測定機関の自主的な努力により測定の質を上げることが求められています。

作業環境測定機関登録の要件

  • 規則第54条第1号に定める第一種作業環境測定士が置かれていること
  • 規則第54条第2号に定める作業環境測定に使用する機器及び設備が厚生労働大臣の定める基準に適合すること
  • 規則第54条第3号に定める作業環境測定の業務を行うために必要な事務所を有すること

作業環境測定士の増員の努力

作業環境測定士は登録に必要なだけではなく、必ず各作業場に実際に行って採取場所等の決定、試料採取を行う必要があります。

他の登録(計量証明事業所)のように事業所に1名入れば良いというものではありません。

もし、1事業場に多数の作業場所があれば、多数の作業環境測定士が在籍していないと1日では測定できないことがあります。

そのため資格未取得の社員に啓蒙、教育、受験費用の援助を行うことが求められます。

次に、どの測定士も同レベルの測定が実施できるよう社外講習の参加、社内講習の実施を行っています。

そして重要なのが「精度管理」です。

精度管理について

精度管理とは、業界団体「公益社団法人日本作業環境測定協会」の実施する精度管理事業に定期的に参加して合格することです。

これは実際の測定図面をもとに正しい測定点を決める「デザイン」、濃度不明の試料を分析して正確な値を求める「分析」などいくつかの項目があり、当社ではそれぞれ定期的に参加して合格しています。

※参考:日本作業環境測定協会「総合精度管理事業」

実際の合格証の一部

合格証

最後に

今回のブログでは、作業環境測定の精度管理についてご紹介しました。

当社には10名を超える多数の経験豊富な作業環境測定士が在籍しているうえ、上記で説明した「精度管理」に、常に合格しています。

加えて作業環境測定をより有意義に感じていただけるよう測定結果の丁寧な説明、作業環境改善のための提言も行えるよう日々研鑽を行っています。

作業環境測定についてご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。