【コラム】ふたたび注目されるようになった換気について
以前にも当ブログで換気について書きましたが、コロナ第7波が拡がる中でふたたび換気が注目されるようになってきました。
令和4年7月14日に新型コロナウイルス感染症対策分科会が、「感染拡大防止のための効果的な換気について」と題する提言を出しました。
その中でもやはり「必要な換気量を確保するため、二酸化炭素濃度を概ね1,000ppm以下に維持」と換気が強調されています。
※ppm…100万分の1である表す数値
そこで今回は、当社の二酸化炭素濃度を測定してみましたので、その結果についてご紹介したいと思います!
二酸化炭素濃度測定
今回は、当社内にある3部屋で空気中の二酸化炭素濃度を測定しました。
測定箇所
①…分析室・分析室につながる事務所A ②…食堂(人数制限をしている) ③…事務所B(常時6~7人) |
測定には検知管を使用します。
検知管
対象ガスを吸引した際、色の変化でガス濃度を測定することができます。
測定結果
測定結果は、以下のようになりました。
①分析室・分析室につながる事務室A | 約400ppm |
②食堂(人数制限をしている) | 約600ppm |
③事務所B(常時6~7人) | 約1200ppm |
分析室は有機溶剤等を使用するので、ドラフトチャンバーで強制排気をしていてほぼ外気並みの濃度でした。
分析室に比べ事務所Bは、やや高い濃度でした。
そこで約10分間、対角線上に窓を2カ所少しだけ開けて、人の居ない方の窓に扇風機を外向きに稼働させました。
その結果、室内の二酸化炭素濃度が1200ppmから「800ppm」に下がりました。
短時間の換気でもちょっとした工夫で、効果があることがわかりました。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は、当社の二酸化炭素濃度測定とその結果についてご紹介しました。
皆さんも室内の空気環境が気になりましたら、ぜひ当社までお問い合わせください!